オリンパスOM−1・2のファインダーを明るくするには
OM−2nを再び使い始めて、マニュアルフォーカスは新鮮でよかったのですが、
前のページで書いた、ウィークポイントはやっぱり気になったのでした。
まあ仕方が無いと思ったのですが、新しいカタログを見ていて、新しいタイプのフ
ォーカシングスクリーンがあることを知りました。「ファイン・ルミマイクロマッ
ト面採用」と書いてあり、今のAF機などに付いている、明るいタイプのスクリー
ンだろうと思いよく見ると、OM−3・4など用で、OM−1・2には使用不可と
ありました。
しかし、古いタイプのスクリーンはOM−3・4にも使えるわけだから、そんなに
大きな違いは無いのではないかと思い、早速サービスセンターへ電話してみると、
スクリーンの固定用のでっぱりの部分が、2mmほどずれているだけなので、それ
を自分で削れば使えると教えてくれました。
そこで「2−13マイクロ/スプリット」というフォーカシングを買い求めました。
「Y」カメラで、若い店員に事情を話したのですが、彼は「?」という感じで、よく
理解できなかったようです。
帰って古いタイプと比べてみると、確かに固定用のでっぱりがずれています。プラス
ティックなので簡単に削れそうです。ただヤスリで削ると削りカスの粉がマット面に
入ってしまうような気がして、カッターナイフで少しずつ削りました。これだと削り
カスが、極小カンナくず状態ですので、掃除が楽です。出来上がりがこれです。
早速取り付けてみると、明るい明るい。明らかに2絞り以上違います。
手持ちの24mmF2.8はもちろん、50mmマクロF3.5でもマット面は明るい
し、中央のスプリットプリズムも使えます。以前のタイプはF値が3.5でもプリズ
ム部分に陰りが出てしまうため、マクロ用に「全面マット」を使っていたのですが、
これならピント合わせが楽にできそうです。まあピントの山はややつかみにくいかも
知れませんがそれよりも、クリアーなファインダーのありがたさをしみじみ感じまし
た。
ただマニュアル露出時は、スクリーンで測っているはずなのでもしかしたらメーター
に誤差が出ているのかも知れないと思っていたら、ある方からサービスセンターで聞
いたら「誤差が出る」といわれたと聞かされました。そこで、前のタイプと比べてみ
ると確かに、新しいタイプはメーターの針が1絞りアンダーに振れます。
つまり、マニュアル時はスクリーンの反射光を受光素子が測っているために、反射光
が多い(従って透過光が少ないから暗い)以前のタイプのスクリーンよりも、反射光
が少ない(従って透過光が多く明るい)新しいスクリーンの方が、表示がアンダーに
なるわけです。(多分)
1絞りと分かれば、それを補正すればいいわけだし、第一私はこのカメラを使う時は
ほとんどAEなのです。そう例の「フルタイム・ダイレクト測光」です。これは実際
に露光している間の光を積算して制御するため、ファインダーからの光などに全く影
響されないシステムなのです。つまり、OM−2ではAE時のメーター指針は目安で
しかないのでした。だからファインダーを変えても、AE時には全く影響は無いはず
です。
これで、積年の不満の1つが解消されたのでした。
(雑誌「CAPA」に同様の記事を送ったものが採用になりました)
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