エランのお直し

ヘッドランプをちょっと(2002.05)

エランのヘッドランプは吸気を利用したリトラクタブル構造。聞くところでは、量産
市販車で最初のリトラクタブルヘッドランプだという。
私の車は、購入時から左のヘッドランプポッドががたついていて、上がった状態でピ
シっと位置がおさまらなかった。ということは当然光軸もぶれるわけで、車検をひか
え、これはまずかろうと自分で修理することにした。
さてその構造だが、ポッドからはボルトが出るようになっていて、それがボディ側に
埋めこまれたナットにはまり、動くようになっている。動くということは当然普通の
ボルトのように締めて固定されているわけではない。ポッドの動きは90度くらいだ
から、その範囲ならばネジ山での横の動きもほとんどないわけで、しかも単に穴とシ
ャフトで動かすよりも、圧倒的にガタが少ない。うまいことを考えたなあと感心する。
さて、私の車の場合このナット部分が一度壊れて、そこをバテで補修しただけだった
ため、穴とボルトでガタが生じていたのだった。そこでプレート付きのナットを用意
して、ボディにネジ止めすることにした。
ここで問題は、左右2個のボルトが1直線上に位置するようにしないと、動きに影響
が出る。そこでいろいろ考えたすえ、建築用の長ネジを用意し、ナットの位置をそれ
を使って決めることにした。
これがけっこう大変で、もともとはナットをFRPに埋め込んであるため、プレート
付きのナットをネジで固定しようにも、その面が平らではない。しかたなく、ワッシ
ャーをかませたりしてなんとかボルトが1直線になるようにナットを固定した。
ポッド側は欠けた部分などをFRPパテで補修。
こうしてポッドはがたつきもなくなり、めでたしめでたし。やはり私はこういう大工
仕事のレストアが好きである。なんといっても形のあるものは目で仕上がりが確認で
きる。
ヘッドランプポッドを直した時に外した、ヘッドライト部分の金属パーツの錆びが今
度は気になってしまった。この際とばかりに、それらやバキュームポッド、そしてエ
アクリーナーと、フロント部分のパーツをすべてきれいにすることにした。このころ
は、サンドブラストがなかったので、剥離剤で塗装を落としサンドペーパーで錆びを
落とし、再塗装。これでもかなり見た目はきれいになった。
ヘッドライトをはずしたので光軸を調整しようとしたが、右側が調節ネジの部分のプ
ラスチックナットの固定がまずく、空回りしてしまう。このパーツは取り寄せたが、
届く前に接着剤で固定したらOKだったので、しばらくはこのままということにした。
車検時には、予備検できちんと光軸調整もでき、本検査も無事受かったのだった。
 

 
 
 

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