エランのお直し

ガソリンタンクを交換(2002.05)

トランクを開けるたびに、どうもガソリン臭いと感じていた。ガソリンはオイルもれ
と違って、揮発してしまうためやっかいだし、第一あぶない。
タンクもオリジナルのままだし、電磁ポンプにしたときに付けたフュエルフィルター
にたまる細かい錆びも気になる。といってOHや交換というのもたいへんそうだ。

と思っていたころ、クラブのメーリングリストで、Kさんが事故で修理したときに交
換したアルミ製のガソリンタンクを処分したいという。早速メールを出して、いただ
きたいむねを伝え、その後電話で詳しくお聞きした。
去年追突され、その時にどうせならということで新しいタンクに交換したが、まだ十
分使えるもので、よかったら欲しい方に使ってもらいたいとのこと。そのタンクは、
エランを購入した20年近く前に、オリジナルのスチールタンクが錆びによって漏れ
出していたため、日本でワンオフで作ったものだそうだ。これを無料でいただいてし
まった。届いてみると、損傷などはどこにもなく、十分使えるもの。ありがたかった。
フォーム材で固定していたらしく、タンクの回りについた発泡フォームの残りをきれ
いにはがしたり、まだらになった塗装をすべて剥離して再塗装。といっても隠れてし
まうので、それほど神経質に仕上げなくてもいい。
車内のFRP作業、ロールバー取り付けが終わったあとで、最後の仕上げにタンク交
換だ。まずは残ったガソリンを取り出し、ポリタンクへ。これはすぐに揮発して危険
と判断して、他の車へ入れた。
古いスチールタンクは、錆びが出ているものの、損傷はなかった。ガソリン漏れは、
どうもメーターのセンダーユニットの取り付け穴の、コルクパッキンが痛んでいたた
めのようだった。このコルクのパッキンは、以前他のパーツを買った時に、なぜかパ
ーツショップで間違えていっしょに箱にはいっていたもので、どこのパッキンかわか
らないままとっておいたのだった。ラッキーである。
さて、まずはセンダーユニットを取り付けようと思ったら、なぜかネジ穴が合わない。
どうもインチとミリネジの違いのようだ。
実はロールバーを取り付けるときに、後ろのストラットのボルトを一度外したら、ネ
ジ山がつぶれたのか入らなくなり、インチのタップ&ダイスセットを買うはめになっ
たのだが、それがここでも役にたった。ネジを切り直し、ユニットを取り付け、ボデ
ィにはすっぽりとおさまり、さてボルト締め と思ったら、取り付けボルトの位置が
合わないのだった。ドレンの位置も微妙に違う。
このころになると、こういうことには全く動じなくなっていた。穴が合わなければ開
けなおせばいいのである。そういうふうに思うようになっていた。これがロータス体
質である。
どうせもとのネジ穴を塞ぐなら、ということで、この際タンクの下側が当たる部分の
FRPも補強してしまうことにした。そして、タンクが直接触れる部分はどうしても
点での接触になるため、3mm厚のゴムシートを敷いて、クッションにすることにし
た。
FRPが乾き、塗装後にボルト穴の位置決め。これはけっこうたいへん。タンクにボ
ルトを付けて、その先にペンキを塗ってスタンプしたり、型紙を取ってみたりといろ
いろやり、苦労したが、なかなかピッタリの位置にはできず、多少は修正。

こうして、なんとかアルミタンクも収まった。なんといっても錆びの心配がなくなっ
たし、コルクパッキンも交換できたので、漏れの心配もなくなり、そして軽量化と、
いいことずくめである。なにしろアルミタンクは4.8kgと、スチールタンクの半
分くらいの重さなのだ。
それと、最初にガソリンを5リッター入れて、エンジンをかけたのだが、その時のガ
ソリン残量計が、ちょうど「0」だった。つまり、メーター読みプラス5リッターが
実際の残量だということもわかった。5リッターというとわずかなようだが、満タン
が40リッターなので、1/4ごとにふってある目盛りの半分なわけで、スタンドで
は、それをつねに頭に入れながら給油している。
何事も、一度自分でやってみるといろいろなことがわかって面白い。
 


 
 
 

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